絵画教室と美大、専門学校の違い

明確な違いがある

デッサン教室含めた絵画教室と
美大、専門学校や美大向け予備校、
それぞれ同じ「美術や絵画を習う場所」ではありますが、
役割が大分ちがいます。

今回はそのへんの解説します。

最初にまとめ

まずは結論から。
以下になります。

絵画教室：趣味として絵を習う場所、楽しむため、趣味のための場所
美大：本格的に美術への道を希望している人が受験を経て入学する場所
専門学校：美大と同じような役割。レベルや一般教養の必要性等が微妙に違う
美大向け予備校：完全に美大受験のみを意識した特訓の場所

なので本格的にデザイナーやイラストレーター、画家、美術作家を目指す際は
美大向け予備校に行って訓練をして芸大美大合格を目指すか、
専門学校に進学することとなります。

一方絵画教室は子供から大人まで、
上手になりたい、楽しみたい、気分転換をしたい、没頭したいと言ったような、
言うなれば「趣味の場、楽しむための場」となります。

結論言えば、デッサン教室や絵画教室とその他は明確な違いがある、
と思ってもらえれば問題ありません。

絵画教室

当教室のサイトはしつこいくらいに
「初心者」「未経験」「大人」「社会人」「趣味」と言った
キーワードを並べています。

これは世間一般的には
絵画教室の基本的なターゲットユーザが
初心者、未経験者と言う事実が
あまり認知されてないのかな？と言う読みから
あえてしつこく記載しています。

もちろん経験がある方が絵画教室に行ってはダメ、
なんてことはないのですが、
大体体験教室に来て
入会したりする皆様は
デッサン等、本格的に習った経験は皆無な方が
ほぼ全員です。

美大

そして美大。
これは皆様ご存知と思いますが、
美術やデザイン関係の職業を希望しているような人のために
存在する学校です。

そして例えばですが、
東京芸術大学や多摩美術大学、武蔵野美術大学等は
基本美大向け予備校に通って訓練を年単位で繰り返さないと
受からないと言って過言ではありません。

専門学校

こちらも説明不要とは思いますが、
念の為記載。

美大と違って試験の難易度が高くない、と言うのが実情です。
中には例外もありますが、かなり稀。

桑沢デザイン研究所なんかは
専門学校だけど、入学するための難易度は
美大にかなり近かったりします。

が、それ以外同じような入学に難易度が伴う専門学校は
自分は知りません。

美大向け予備校

美大の記述と被りますが、
美大受験のための予備校です。
そして美大向け予備校に行くとなると
高校3年生：月曜から金曜の夕方から夜に毎日3時間
浪人生：月曜から金曜の朝から夕方まで毎日6時間
ず〜っと実技のみです。

そして美大合格という目的があるため
結構遠慮なくダメ出しを出されたりします。

完璧に訓練の場、と言えます。
が、一番日本の環境の中で
プロ並みに上手くなりたい上達したいとなると、
結論美大向け予備校に行かないと難しいです。

いいのか悪いのかは別として
「基礎は美大向け予備校で覚えてきて、美大に入ったら自分の作品模索してね。」 な世界観です。

まとめ

如何でしょうか？

長々と書きましたが
絵画教室とそれ以外は
趣味と仕事の違い、みたいに言えるかと思います。

何かしら参考にしてもらえれば幸いです。